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医療機関を初めて受診される際、「何を聞かれるのだろうか」「うまく自分のことを伝えられるだろうか」と不安になる方が多いと思います。病院は、患者さんが病気から回復することを助けてくれる場所ですので、安心して診察に臨んでください。不安や緊張で受診時にうまく話せない心配があるかもしれません。それでは医療機関を初めて受診される際にはどのような準備をしたらよいのでしょうか。

まず、受診の際には、どのような症状がいつから現れ、どのように変化してきたかという経過をたずねられることが多いので、あらかじめ紙などにまとめておくとよいでしょう。特に、①体重の変化、②月経(生理)があるか(女性の場合)、③やせたい気持ちや自分の体重や体型についての考え方、④最近の食事内容、⑤過食や嘔吐があるか、下剤などの薬を使っているか、⑥これまでに受診した病院や受けた治療などがポイントになります。受診する予定の医療機関が問診票を用意している場合もありますので、ウェブサイト等で問診票が公開されている場合は、事前に記入を済ませて持参するのも良いと思います。

また、治療を進めていく上で、「治療を受けることで自分はどうなりたいのか(例:体調を戻して好きなアルバイトを続けたい)」という点は重要ですので、あらかじめ自分なりに考え、伝えるのがよいでしょう。このほかに、もし、希望する特定の治療法(例えば、認知行動療法など)があるのであれば、医師に伝えると良いと思います。質問したいこともまとめておくと便利です。

体重を増やしたくないという気持ちが強いなどの理由で、医師が提案する治療目標や治療法がすぐには受け入れがたいこともあるかも知れません。その場合は、まずはその不安な気持ちや疑問点などを伝え、よく話し合うことが大切です。

受診前に考えたりまとめたりしておくとよいこと
  • これまでの経過のまとめ

    • ①体重の変化
    • ②月経(生理)があるか(女性の場合。現在ない場合は、止まった時期とそのときの体重)
    • ③やせたい気持ちや自分の体重や体型についての考え方
    • ④最近の食事内容
    • ⑤過食や嘔吐があるか、下剤などの薬を使っているか
    • ⑥これまでに受診した病院や受けた治療(すでに他の病院を受診している場合は、診療情報提供書を用意してもらうことが望ましい)
  • 治療を受けることで自分はどうなりたいのか
  • 治療法の希望(あれば)
  • 質問したいこと(あれば)
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